第20回日本臨床医療福祉学会

学会長挨拶

木内 博之会長

第20回日本臨床医療福祉学会

学会長 木内 博之

(山梨大学大学院 脳神経外科 教授)

この度、第20回日本臨床医療福祉学会を、令和4年9月16日(金)-17日(土)に甲府記念日ホテル
にて開催させていただきます。

本会のテーマは『超高齢社会における脳神経疾患の医療と福祉の重要性』といたしました。高齢者
の脳卒中、認知症、変形性脊椎症などの神経疾患においては、より良い日常生活を送るために、
急性期の適切な治療に加え、回復期や維持期を通じて綿密な支援が必要であり、多角的視点からの
多職種連携による医療と福祉の提供が重要です。そこで、本会では脳神経疾患の医療における
脳神経外科医の役割を考えるのみならず、看護師、リハビリテーションの理学療法士、作業療法士、
言語聴覚士、介護福祉士など関連する多職種が共通した目標に向けて協働し、将来の医療福祉の
発展に繋がる議論ができるようプログラムを企画いたします。

16日のオープニングセミナーでは、病院管理・運営のスペシャリストである山梨大学病院経営管理部
特任教授の小林美亜先生に効率的な病院経営、DPCに関するご講演を頂きます。特別講演では
山梨大学医療の質・安全管理部特任教授の荒神裕之先生に医療安全の極意について、そして文化講演
では、旭山動物園園長の板東元さんに、命の尊さについてご講演頂く予定です。

本大会が会員の皆様にとって、今後の脳神経疾患における医療および福祉について考える場として、
実り多きものとなれば幸いです。
初秋の甲府は、富士山や八ヶ岳など豊かな自然を感じることが出来る良い季節です。
ご参加の折にはフルーツや特産のワインなどの山梨の魅力も楽しんで頂ければ幸いです。
多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。